■「いろいろなものを一歩ずつ前進させたい」
「もう一回みんながボールを大事にすること、自分たちが攻撃的にもっともっとやらなくてはいけない。それは自分も含めてですけれど気付かせられた。守備もアグレッシブに行くのが自分たちですし、それが出しやすいのがホームという環境だった。その力も借りて、いろいろなものを一歩ずつ前進させたい。自分が出た時になんとか勝たせようという選手が増えて来たかなあ」
18114人の観衆というのは大きい。終盤はコーナーキックから名古屋に押し込まる場面もあった。川崎は体を張って金崎夢生や斎藤学も取り囲んで、1点を守り切った。
「2点目を取って引き離したい思いは自分自身も選手も絶対あると思う。ゲームの状況で相手がリスクを持って戦ってきたときに、それを跳ね返す落ち着きがあったと思う。特にセットプレーがらみでの押し込まれるシーンでは、声をかけ合って、一番大事なところだからしっかりやって行こう、と話していたものをしっかりやってくれたと思う」
と、鬼木監督はしめくくった。