■3月12日/明治安田生命J1第4節 川崎フロンターレ 1-0 名古屋グランパス(等々力)
川崎フロンターレが名古屋グランパスを1-0で破り、等々力競技場での無敗記録をJ1トップタイの「25」に伸ばした!
昨季は首位攻防戦となったこのカードを制したのは、新たに開通したホットラインだった。25分、開幕以来の出場となったマルシーニョが、チャナティップからのスルーパスに反応。名古屋の最終ラインの裏に抜けて右足で放ったシュートは、GKランゲラックの伸ばした手をかすめ、ゴールネットを揺らしたのだ。
開幕戦でも2人そろって先発を果たしていたが、得点はゼロ。62分に同時に途中交代していた。特に後半にその関係に可能性を感じさせたものの、チャナティップが公式戦2戦目ということもあって、連携面での改善が期待されていた。しかし、2戦目からマルシーニョがベンチ入りできていない状況となり、今節、久々のピッチでついに共鳴を果たしたのだ。
「相手GKを見たときに右側に倒れるように見えたので、左に決められた」
得点場面を冷静に振り返ったマルシーニョはこの日、得点場面以外でもドリブルで等々力を沸かせる活躍ぶり。試合後には、「3日前に奥さんが誕生日で、今日もスタジアムに来てくれたのでゴールを届けることができて良かった」と、投げキッスを見せるほどの出来だった。