18日に行われた川崎フロンターレ対FC東京の「多摩川クラシコ」。レアンドロ・ダミアンのゴールによって川崎が勝利したこの開幕戦にて、とある事件が発生。FC東京の選手が、今シーズン廃止されたはずの飲水タイムを自分たちで実行した。
■FC東京が飲水タイムを自分たちの手で発動
21分、FC東京DF木本恭生の顔面に相手FWレアンドロ・ダミアンの肘が当たったため、GKヤクブ・スウォビィクは一旦ボールをピッチの外に出すことを選択した。
これによってプレーが中断されると、すかさずFC東京の青木拓矢や松木玖生、永井謙佑ら5選手がアルベルト・プッチ・オルトネダ監督の下に駆け寄り、給水しつつゲームプランを確認。
本来なら今シーズンは廃止されているはずの飲水タイムを自分たちで発動し、戦術的な話し合いの場を即座に設けることに成功した。
この行動に対し、レアンドロ・ダミアンは納得がいっていない様子。主審に対して早くプレーを再開させるよう、怒りの表情でアピールした。
一方、川崎のDF山根視来は突然の出来事に口を半開きに。FC東京のベンチを眺めながら呆然と立ち尽くしていた。
この「セルフ飲水タイム」ともとれる行為の是非はともかく、ここまで押し込まれる時間が長かったFC東京は苦しい状況を打開することに成功し、前半を0-0で終えている。