FC東京へ入団した超高校級は開幕スタメンなるか

 川崎フロンターレと18日の開幕戦で対決するのがFC東京。アルビレックス新潟で魅力的なサッカーを展開したアルベルト・プッチ・オルトネダ監督が新たに就任し、今季戦術的に楽しみなチームの1つだ。

 そのなかで注目されているのが、高卒ルーキーの松木玖生。青森山田高校では主将を務めると、「令和3年度全国高校サッカーインターハイ」と「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグEAST」、そして「第100回全国高校サッカー選手権大会」の3冠達成に導いた。

 そんな超高校級選手は、得点力に加えて足下の技術やラストパスの精度だけでなく、前線から積極的に出て潰しに行く守備の強度も兼備。さらに強靭なフィジカルとメンタリティも持っており、そのポテンシャルは青森山田での3年間で証明済みだ。

 プロ1年目とは言え、今季はワールドカップが開催されるために過密日程となることを考慮すると、若手の育成に定評のあるアルベルト監督のもと、チャンスを多く与えられてもおかしくない。

 いきなり実現した多摩川クラシコにてメンバー入り、そして先発出場も期待されている松木。ポジションは4-3-3の左IHになると予想した。ビルドアップと崩しの局面でアクセントとなり、そして守備ではインテンシティの高いプレッシングを見せ、シーズンのスタートダッシュに向けた起爆剤になれるかどうか。

 経営母体も変わり、ピッチ内外ともに新時代へ突入するFC東京の核となれるように、ここからのさらなる飛躍を期待したい。

(2)へ続く
PHOTO GALLERY ■【図表】チャナティップと松木玖生は先発出場なるか!2022シーズン・川崎フロンターレとFC東京の理想布陣
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