「川崎フロンターレ」3連覇のカギを握るチャナティップ・「FC東京」開幕スタメンが期待される超高校級の松木玖生!【2022シーズン「J1注目選手10人」とフォーメーション】(1)【図表】の画像
チャナティップ 撮影:中地拓也
■【図表】チャナティップと松木玖生は先発出場なるか!2022シーズン・川崎フロンターレとFC東京の理想布陣

 いよいよ2022シーズンのJリーグが開幕を迎える。編集部では、J1クラブに所属する注目選手10人を選出して紹介する。そして、そのチームの開幕節予想スターティングメンバーに組み込んで、フォーメーション図を作成した。

川崎フロンターレの3連覇という偉業達成に向けてカギになるドリブラー

 2連覇中の絶対王者・川崎フロンターレ。昨季は三笘薫田中碧という絶対的な主力がシーズン途中で海を渡り、やや苦しむ時期もあったなか、歴代最多勝ち点を更新してのリーグ制覇を成し遂げた。

 だが、シーズン終了後には同じく中心選手の旗手怜央も移籍し、12日に行われた浦和レッズとの富士フイルムスーパーカップでは0-2で完敗するなど、3連覇に暗雲が垂れ込めている。

 こうした状況のなかで期待が寄せられているのが、北海道コンサドーレ札幌から獲得したチャナティップだ。その浦和戦ではやや硬さが見られたものの、いきなり左WGでのスタメン出場を勝ち取っていることからも、その実力の高さと鬼木監督からの信頼の厚さがわかる。さらにマルシーニョと連係の構築が垣間見えるシーンも見られた。

 そんなチャナティップの特長と言えば、やはりドリブル突破からのチャンス創出だろう。「前任者」三笘のようにタッチライン際から仕掛けるのではなく、やや内側に絞った位置からの切れ味鋭いドリブルとラストパスで違いを生み出せる。狭いエリアでのボールコントロールにも秀でており、川崎のサッカーにもすんなりとフィットできるはずだ。

 チームとしてはこのタイ代表MFを活かす最適解を見つけると、さらにパワーアップしそうな予感。浦和戦から大きな修正を施す時間はないため、開幕戦では4-3-3が予想されるものの、以降はチャナティップ前所属の札幌が採用していた3-4-2-1などにシステム変更をする可能性も十分に考えられる。

 18日の等々力陸上競技場では4-3-3の左WGもしくは左IHで先発出場も期待されるチャナティップ。3連覇へのカギを握るドリブラーのプレーに注目したい。

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