■ムリキとの関係は良好のようだ
久保のシュートはポストに当たって跳ね返ったが、ゴールキーパーのウナイ・シモンの後頭部に当たりゴールの中へ。シモンに当たらなければゴールではなかったため、記録はオウンゴールとなったものの、値千金の決勝ゴールとなった。
個人として上手くいかず、1失点目ではそれが不運となってしまったが、オフザボールでの動きの質を保ち続けたことが、最後の最後で幸運を引き寄せた。
マフェオと久保が良い関係でプレーしていなければ1点目は生まれず、ムリキが久保を信頼していなければ決勝ゴールは生まれなかった。
ムリキの加入によって、チームのプレースタイルに変化はあったが、マフェオと久保、ムリキと久保、というラインは決してマイナスなものではなく、しっかりとした関係を築いている。
これで連勝となった4-4-2の新生マジョルカ。昨年のヘタフェとは異なり、最前線の軸であるムリキが周りを活かそうとするため、中盤の選手が上空を見続けるだけではない。
前節ではゴールとアシストはなかったものの圧巻のパフォーマンス。今節は圧巻のパフォーマンスではなく、ゴールの数字には反映されないものの決勝ゴールをもたらした。チームの上昇とともに、久保も良い波に乗りそうだ。
■試合結果
マジョルカ 3―2 アスレティック・ビルバオ
■得点
22分 サルバ・セビージャ(マジョルカ)
30分 アンヘル・ロドリゲス(マジョルカ)
59分 ラウール・ガルシア(ビルバオ)
61分 アレックス・ベレンゲル(ビルバオ)
88分 オウンゴール(マジョルカの得点)