■ピークを迎える兆し

 ペトロヴィッチ監督の「5年目」は、重要な意味を持つことになるかもしれない。サンフレッチェ広島での5年目には、リーグカップで決勝進出を果たしている。浦和レッズでの5シーズン目には、2ステージ制だった当時、チャンピオンシップで敗れて優勝はならなかったが、年間最多勝点を記録。リーグカップでも優勝を果たしている。浦和では続く6年目に成績不振で解任されているのだが、5年目でひとつのピークを迎えるという兆しはある。

 ペトロヴィッチ監督就任初年度の2018年に4位に入ったが、その後は2ケタ順位が続いている。アカデミー出身者や大卒選手ら若手は、順調に育ってきた。出場機会を増やしたい時期に入っている身長2メートルのGK中野小次郎など、新たな突き上げもある。1ケタ順位と言わず、トップ5、もしかしたらその上さえも見据えていいかもしれない。

 

タスク:「トップ5入り」
達成難度:★★★☆☆

(6)へ続く
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