■強化試合は所詮「親善試合」
日本代表は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で予選が延期になっていた2020年の秋にはヨーロッパに遠征してカメルーンやコートジボワール、メキシコといった強豪との貴重な強化試合を経験したが、これは所詮は親善試合でしかなかった。
現在行われている最終予選でも日本は中国やベトナムといった格下相手の試合を経験しているが、ワールドカップ本大会でのラウンド16突破を目指す日本代表にとって、本当はもっと強い相手との試合を経験しておきたいものなのだ。
森保監督が「別次元」という言葉を使ったことを紹介したが、サウジアラビア戦は、やはり本当に勝負がかかったヒリヒリするような試合で、プレー強度は中国戦とは「別次元」だった。3月24日のオーストラリア戦も、やはりハイレベルな戦いとなるだろう。
アジアの中でも、本当の強豪=トップファイブと試合ができれば、これだけのレベルの真剣勝負が経験できるのだ。