■2シャドーにふたりの実力派を補強
風間は20年、21年とFC琉球でリーグ戦全42試合に出場し、20年は10得点6アシスト、21年は5得点9アシストを記録した。4-4-2(または4-2-3-1)の琉球では右サイドハーフを定位置としたが、3-4-2-1の千葉では2シャドーでの起用が想定される。
プロ13年目の高木は、東京ヴェルディ在籍時の2010年以来のJ2でのプレーとなる。前所属のセレッソ大阪では18年に30試合出場6得点の成績を残したが、19年以降は出場機会を減らしていた。18年にC大阪で指導を受けたユン監督のもとで、心機一転をはかる。
ベガルタ仙台から期限付き移籍の秋山陽介は、千葉の下部組織出身の26歳だ。3-4-2-1のシステムでは、左ウイングバックのポジションを争うことになる。
補強リストで気になるのは、FWの即戦力が見当たらないことだ。総得点は20年が47、21年は48と、J1昇格を争うには物足りない数字に終わっている。鈴木健仁GMは1月の時点で「得点を決められる外国籍選手」の獲得を示唆していたが、発表に至っていない。
オミクロン株の世界的な広がりを受けて、外国人の新規入国は停止されている。獲得できてもすぐに来日できない、来日できても合流が遅れる、といったことが想定される。J1、J2の各クラブは編成をほぼ終えているが、場合によっては国内からストライカーを探す必要が出てくるかもしれない。