■バルセロナアカデミーで経験した4-3-3への考え
森保一監督率いる日本代表は、これまで4-4-2(4-2-3-1)がベースだったが、最終予選第4節オーストラリア戦から4-3-3を採用。
バルセロナのアカデミー在籍時に4-3-3でプレーしていたという久保だが、そのシステムのなかで自分の良さをどう出していきたいか語った。
「今は前のポジションに落ち着いていますけど、僕が小さい頃は4-3-3のIHでやっていて。(IHでも)できると思います」
「でも今の代表は3ボランチ気味になっていると思いますけど、前に厚みをかけていくならもっと上がった方がいいかなと自分は思っています。僕は代表でIHを経験したことがないのでどうなるかは分からないですけど、もしIHで出るなら僕は高い位置を取りたいです」
代表での4-3-3について自身の見解を述べると、続けてシステム自体についての印象を語った。
「4-3-3を採用するのは圧倒的にボールを保持できるチームだと思うので、それを経験している選手がいまの代表にどれだけいるかも分からないですし。すごく難しいフォーメーションだと思っています」
「そもそもフォーメーションを新しいものにするということは平坦な道ではないと思います。いろいろ難しいことがあるのは承知の上で4-3-3にしたと思うので。僕は久しぶりの代表で、(4-3-3は)初めてで、新入りみたいなものなので楽しみです」
久保の言う通り、4-3-3はバルセロナやマンチェスター・シティなどボール保持を志向するチームが採用することが多いフォーメーション。世界最高峰の育成組織での4-3-3で得た経験を、最終予選に活かせるかどうか。