■セットプレーからの得点を生むことに期待がかかるが…

 日本は最終予選でまだセットプレーからの得点なし。さらに近年は中村俊輔遠藤保仁のような名手がなかなか台頭しておらず、先日マジョルカでもFK弾を沈めた久保にはセットプレーの局面でも大きな期待がかかる。しかし、キッカーを務めているからこそFKの難しさを理解しているようだ。

「自分が蹴ることも多いのでわかるんですけど、FKはすごく難しいです。トップレベルのフリーキッカーでも年に何本でも決められる人はそんなにいないので」

 「そこまで簡単に入るものじゃないってことはみんな認識した方がいいのかなと、僕は思います。(エスパニョール戦で)決めてみて、その難しさを改めて認識しました」

 「最近FKキッカーがいないという話があって僕もそれを認識しているけど、そこまで簡単に出てくるものでもないです」

 と、日本で話題になっている“FKキッカー待望論”を一蹴した。それでも、その左足にかかる期待は大きい。この2連戦で最終予選初のセットプレー弾を生むことができるだろうか。

また一方で、「どんな形でも点を取って勝てばいいスポーツなので、セットプレーであれ流れのなかであれ、できることはやるべきだと思います」と勝利への意欲を主張している。

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