【ラ・リーガ分析】サッカー日本代表・マジョルカ久保建英「最終予選前ラストゲーム」での「失点シーン」での動き【久保建英「レアル復帰やステップアップ」の可能性】(1)の画像
久保建英は代表戦では輝きを見せられるか 撮影/中地拓也

【ラ・リーガ ビジャレアルvsマジョルカ 2022年1月22日(日本時間24:15キックオフ)】

 4-2-3-1の右アタッカーとして古巣ビジャレアル相手に先発出場した久保建英。国王杯で直接フリーキックを決めゴールを記録した良い流れを継続したいところだったが、この試合では苦しい時間が続いた。

 ボールを保持するビジャレアルに対し、マジョルカは攻撃の形を作ることができない。

 久保も守備に追われることになったが、開始早々に並走するだけの守備で簡単にクロスを上げることを許してしまう。

 12分には、自陣深い位置でビジャレアルのスローインに対応。ややマイナス気味のスローインでボールを受けたアルフォンソ・ペドラサとサイドで対峙すると、ボールはスローワーを務めていたアルベルト・モレノがよりマイナスの方向に動いてサポートしたところに小さく下げられる。ボールを受けてゆっくりと次の展開を狙うモレノから距離をとりつつも、いつでも変化に対応できるように注意していた久保だったが、モレノからペドラサへパスを出させてしまい、ワンタッチで一気に振り切られクロスを入れられてしまった。

 ボールは、ゴール前で戻りながらの守備をしたフランコ・ルッソの足に当たってオウンゴールとなり、ビジャレアルが先制に成功した。

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