■国内4部のJFLでも「厳しい戦い」が待つ
21年をJ1で戦った横浜FCで、カズのリーグ戦出場はわずか1試合、しかも1分だった。20年のJ1では同4試合で68分、19年のJ2は3試合で109分、18年は同9試合で59分と、近年は出場試合数もプレータイムも十分でなかった。
出場機会を得ることができていないことから、「もはやJ1やJ2のレベルで戦っていくのは難しい」と見なす声が増えている。2月で55歳になる選手がJ1やJ2で違いを生み出すのは、確かに難しい。J1やJ2で活躍したら、「それはそれでどうなのか?」ということになる。Jリーグのレベルが疑われかねない。
JFLでも同じことは言える。JFLにはJリーグへステップアップしたい、との野心を抱えた選手が多い。粗削りでも剥き出しの闘志がぶつかり合うリーグだ。Jリーグとまた違う難しさがある。50代の選手にとっては、国内4部相当の舞台でもハードルは高い。