■12月6日/Jリーグアウォーズ
「2021Jリーグアウォーズ」が12月6日に行われ、ベストイレブンに旗手怜央(川崎)が選ばれた。旗手は初めての選出となる。
旗手はウイング、インサイドハーフ、そして左サイドバックとさまざまなポジションでプレーできるマルチロールプレイヤー。東京五輪の代表に選ばれた理由の一つがこの柔軟性で、本大会でもさまざまなポジションでプレーした。その勢いのままに、日本代表にも選ばれるなど、さらなる活躍が期待できる選手だ。
それだけに、気になるのが旗手がベストイレブンで選出されたポジションだが、JリーグとしてはFWで選出。レアンドロ・ダミアン、前田大然という得点王をW受賞した2人とともに3トップを形成することとなった。
旗手は会見で「今季はFWで出場がなかった」と話したものの、前への意識を常にプレーで見せていたからこそ、このポジションで選出されたのだろう。左サイドバックでも最前線に飛び出すなど、そのプレーはポジションの概念を覆すものだった。