【チャンピオンズリーグ分析】マンチェスター・シティ対パリ・サンジェルマン「メッシ・ムバッペ・ネイマールより重要だった選手」の不在【PSGはなぜグアルディオラに逆転負けしたのか】(1)の画像
ペップ・グアルディオラ監督 写真/原悦生

UEFAチャンピオンズリーグ グループA第5節 マンチェスター・シティvsパリ・サンジェルマン 2021年11月24日(日本時間29:00キックオフ)】

 右から、リオネル・メッシキリアン・ムバッペネイマールと前線に3人を並べたPSGは、前回のシティ戦で素晴らしい活躍を見せたマルコ・ヴェッラッティがプレーできる状態になく形だけのベンチ入り。

 一方、シティはケビン・デ・ブライネが新型コロナウイルス陽性となりメンバー外に。

 両チーム共に中盤の核を欠いた状態で戦うことになった。

 その影響をより大きく受けたのは、PSGの方だった。前回の対戦ではヴェラッティがボールを失うことなくプレーし続けたことで試合のペースを握ったが、今回は後方からのビルドアップが始まる場面でシティのプレッシャーに負けてしまいミスを連発。満足にボールを繋ぐことができず、シティの攻撃を受け続けてしまうことになった。

 攻撃時に低い位置でボールを持つことができるヴェッラッティの役割をメッシが補おうとしたこともあり、MNMが自陣まで下がってコンパクトな形で守備を続けたものの、見た目がコンパクトなだけで強さはない。サイドでボールを持たれた時には2人がつく、という約束事があるものの、そこでボールを奪うわけではなく、シティに細かく回されると簡単に無効化されて1対1の形になってしまった。

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