■打倒湘南を目指して
この日は3チームの降格が決まった。現在17位の徳島は、16位の清水と15位の湘南よりも勝ち点が3少ない。
次の相手は湘南。
湘南は勝利すれば残留決定で、しかも圧倒的に得失点差で優れているため、引き分けで勝ち点3差のままでも問題ない。徳島は引き分けてしまうと、清水が勝利すれば事実上の終戦(清水が残留決定、湘南には得失点差で追いつけない)となってしまう。
岩尾が「今日のように、慌てずに、自分たちの土俵で90分後に勝つことができているゲームができるか、が非常に重要になってくる」としながらも「メンタル的にも状況的にも、いつものプレーをさせてもらえない状況になることは確実」と捉える大一番だが、今の徳島ならばきっと“良いチーム”のまま90分を戦える。
上福元が永井から決して視線を外さなかったのと同様、チームの全員が、困難な状況に関係なく、目の前の相手のことをしっかりと見据えているのだから。
■試合結果
FC東京 0-2 徳島ヴォルティス
■得点
42分 藤田譲瑠チマ(徳島)
71分 垣田裕暉(徳島)