【サッカー日本代表ワールドカップ最終予選】「次のオマーン戦には2対0で勝てる」「今の攻撃陣では点を取れない」3位確保に目を向けるべき理由【ベトナム戦の激論】(4)の画像
前田大然に出番は訪れるか 写真:原壮史

 サッカー日本代表は11月11日、ベトナム代表とワールドカップ最終予選を戦い、1-0で勝利した。
 これで2位のオーストラリア代表に勝点1差に迫ったが、最下位相手の最少得点での勝利にはさまざまな声がある。
 来し方、さらに次のオマーン戦について、取材歴50年を超える大住良之、後藤健生という2人のベテランサッカージャーナリストが試合直後に語り合った。

■ベトナム戦の勝点3獲得は御の字

――とにかく勝点3を手にできたことは確かです。後藤さんは、予選はつまらなくても勝つことが重要との持論ですが。

後藤「特にこの試合では、そう考えますね。日本からベトナムに行って、特にコロナ禍でのアウェイで、どこまでちゃんと練習ができるのか分からない。このスケジュールで、サウジアラビアやオーストラリアと対戦していたら、コテンパンにやられていましたよ」

大住「今回対戦していたら、またオマーンに勝てなかったはず。中国相手でも難しかったかもしれないよ」

――それでも2位のオーストラリアに勝点1差に近づきました。

後藤「次はオマーンに勝てるから、勝点12になるでしょ。その後の残り4試合のうち、3つホームゲームだから安心だよ。今節のサウジアラビアとオーストラリアの引き分けが良いのか、悪いのかは微妙なところ。サウジが勝って、オーストラリアが勝ち点を伸ばせないという展開の方が、日本にとっては2位に入るには良かったかな」

大住「日本の試合以外、すべて引き分けというのが理想だからね」

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