■スプリントが武器のJリーグ点取屋
前田大然も東京五輪世代の一人だ。2019年6月に行われたコパ・アメリカ以来のA代表招集となった。三笘と同様、A代表でのプレーを待望する声も多かった。Jリーグで最も得点を奪っている前田を選ばないのが不思議なくらいだった。
前田の特徴はやはりスプリントだ。抜群のスピードを誇る前田のスプリント回数はJリーグNo.1。スルーパスに反応するスピードはもちろんのこと、守備でもそのスプリントを活かすことができる。前線で一気にスピードを上げると、相手DFも圧倒される。前線からのハイプレスからボールを奪い、一気にゴールに繋げることができる。得点ランキングトップも納得だ。
ワントップとしてもプレーできるが、ウィングでもプレー可能。左ウィングであれば、南野拓実とポジションが被るが、ハイプレスができる南野との共存も面白い。ゴールが欲しい日本にとって前線からハイプレスをかけることができる二人を前線に置ければ、チャンスも多くなるはずだ。前田の出場を楽しみにしたい。