■ジェジエウが明かした答えは?
その答えを明かしたのは、DFジェジエウだ。
この日、殊勲のゴールを決めたブラジル人ディフェンダーは、「試合が終わったときにマリノスさんの試合結果、内容のところは把握していなかった」というもの。試合中、ピッチの上の選手は日産スタジアムの状況を知らなかったのだ。
「(横浜FM)がどのような状況か、(試合後に)コミュニケーションを取っていた。なかなか喜ぶタイミングが見つからず、情報が入ってから喜べて良かった」(ジェジエウ)
引き分けでも優勝ということを知れば、引いてしまって相手にチャンスを与えることにもなりかねない。そのための判断だったと推測される。
結果的には、等々力で4試合を残してのリーグ制覇を達成することができた。現時点での勝点は「85」で、34試合を消化した時点での勝点は、川崎が持つ昨季の最多記録を塗り替えたもの。
勝利を追求する川崎の姿勢は、ここにも表れていたというわけだ。