■選手と一緒に場内を1周
阿部不在で挑んだルヴァンカップ決勝は、前半をスコアレスで折り返すと、後半開始早々に前田直輝がコーナーキックを頭で合わせて先制。さらに稲垣祥が追加点を奪って2-0で勝利した。堅守を誇る名古屋が、複数得点を完封でタイトルに華を添えたのだ。そして、名古屋はこれで国内3大タイトルすべてを手にしたことになる。
阿部はボールとボールをリンクする能力に長けており、名古屋が今後、攻撃力を増すためには欠かせない存在となる。今季はリーグ戦にまだ8試合しか出場できておらず、本人にとっても不本意なシーズンとなっているはずだ。
阿部は選手と一緒にスタジアムを1周してあいさつをしており、阿部の姿を見ることができたサポーターはひと安心できたはずだ。