日本代表は11月にカタールワールドカップ・アジア最終予選第5節でベトナム代表、第6節でオマーン代表と対戦する。現在2勝2敗と厳しい状況に立たされている日本代表は負けられない状況が続くが、9月、10月で評価を上げた選手、そうでなかった選手がいる。日本人選手の評価に影響する市場価値はどれくらいなのか。今回は、日本人選手の市場価値ランキングトップ10を紹介する。
■復活を誓う元10番がランクイン
中島翔哉が350万ユーロ(約4億5500万円)で9位タイとなった。中島は森保ジャパンで長らく背番号10を背負っていた。しかし、当時所属していたポルトでは、コロナ禍で喘息を患っている妻の看病のためチームへの合流を拒否していた。実戦から遠ざかっていた中島は、2019年11月19日のベネズエラ代表戦以降、代表でのプレーをしていない状況だ。
ポルトで事実上の戦力外となった中島は、UAEのアル・アインへレンタル移籍。しかし、大怪我の影響で2試合の出場のみに終わり、残りのシーズンを棒に振ってしまった。復活を誓う中島は今年8月にポルトから古巣のポルティモネンセへレンタル。ここまで公式戦2試合に出場している。
本来の実力を発揮できれば、現在も日本代表で10番を背負える選手。この選手が完全復活を遂げれば、日本の攻撃力が格段にあがる。アジア最終予選が佳境を迎える来年には、代表に復帰してほしい選手だ。今は市場価値が落ちているが、今後の活躍が期待できるだけに上昇が楽しみだ。