【天皇杯】浦和ベスト4進出!!平野佑一と柴戸海が「常に話していること」とリカルド・ロドリゲス監督の「2つの目標達成」作戦【ガンバ大阪VS浦和レッズ】進化する浦和のダブルボランチ(2)の画像
浦和はMF平野佑一とMF柴戸海が絶妙な距離感で攻守に貢献 撮影/原壮史

■10月27日/天皇杯・準々決勝 ガンバ大阪浦和レッズ(パナスタ)

 27日に天皇杯の準々決勝が行われ、ガンバ大阪と浦和レッズの試合は、アウェーの浦和が前半だけで2点をリードし、そのまま2-0で完封した。来季のACL出場権の獲得を目指す浦和は、天皇杯でも勝ち進み、準決勝に駒を進めた。

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 16日に行われたJ1第32節でも対戦したばかりの両者だが、その試合では再三の決定機を作りながらも勝ち切ることができなかった。後半アディッショナルタイムに浦和がPKを獲得して先制するものの、直後にG大阪にもPKが与えられるという劇的な展開で、1-1の引き分けに終わった。

 今回の試合、浦和はリーグ戦での反省を意識した入りで、特に、前回対決と比較すると、MF平野佑一とMF柴戸海の2人が互いの位置を確認し合いながら、バランス良く攻守に顔を出していたことが印象的だった。

 平野は試合後の会見で、柴戸との関係性について問われると、「(柴戸)海とは良い関係を築けている。攻撃では攻め急ぎもなく、左サイドの武器がだいぶ出てきた。ある程度、割り切ってクロスをするなど、僕たち2人で共有できる攻撃パターンが増えてきたので、それは大きい。最初の頃は、ボールを奪ってカウンターに行ってもまた取られたりと、バラバラなところもあったが、それがなくなってきていると思います」と、ボランチの2人での共通認識が増えたと明かす。

「ボランチからのパスが増えると、相手はどうしても真ん中に目が行き、サイドに余裕が生まれるので、ボランチからのパスを増やそうということは常に(柴戸)と話しています」と、柴戸とのコミュニケーションも良好なようだ。

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