■リカルド・ロドリゲス監督「リーグ戦も天皇杯も良い結果を残したい」

 リカルド・ロドリゲス監督も、試合後の会見で平野と柴戸のプレーを称賛し、「とても良い働きをしてくれた。ボールを持っているときもそうですし、持っていない時、つまり守っているときも含めて、すごく良い働きをして、チームを大きく助けてくれていた」と話した。

 リーグ戦で引き分けたばかりの相手だが、リカルド監督は、「決定的な場面を決めきれたのが今日で、チャンスの場面はこの前の方が多かった。どちらも内容は良かったが、今日は全体的に非常に良い試合ができた。ここ最近の試合と比べると、決定機はそこまで多くなかった印象だが、前半で2点取れたところ、いくつかの場面で相手のゴールに迫る場面が作れたことは良かった。とても良い入り方ができて、主導権を握れたと思う。後半の入りは相手に持たれる場面が出てきて、相手にもいくつかチャンスがあったので、もし2-1のような状況になっていたらより難しくなっていたが、しっかり我慢強く守れたし、こちらが3点目を取るチャンスもできていたので、全体を通してとてもいい試合ができた」と振り返った。

 シーズンも終盤になり、来季のACL出場圏の獲得を目指す浦和は、リーグ戦の3位フィニッシュと天皇杯で、その目標を達成できる可能性を残している。リカルド監督は、「(天皇杯の)準決勝は12月12日なので、リーグ戦が終わってから試合に臨むことができる。まずはしっかりとリーグの残り5試合に集中し、3位以内で終えて、ACLの出場圏を獲得できるようにしたい。そして、リーグが終わった後に天皇杯があるので、また違った形でのACLの切符の取り方がある。我々としては、2つのコンペティションが残されている中、どちらも良い結果を残して終われるように進んでいきたい」と、2つの目標達成に向けて意気込んだ。

 

■試合結果

ガンバ大阪 0―2 浦和レッズ

 

■得点

10分 キャスパー・ユンカー(浦和レッズ) 

42分 関根貴大(浦和レッズ)

  1. 1
  2. 2