【AFC U23アジアカップウズベキスタン2022予選 U―22日本代表vsカンボジア代表 2021年10月26日 13:00キックオフ】
これまで代表とは無縁だった明治大学2年生、佐藤恵允は、この試合が初の国際試合だったが、しっかりと存在感を放った1人になった。
試合に向けて「大学生らしく貪欲にチャレンジしていきたい」と語っていた彼は左のウイングとしてフル出場。背番号11はボールを持てば得意の力強いゴリゴリのドリブルで積極的に仕掛けて前進したが、ただがむしゃらに縦に進むだけではなく、その目は必ずゴールに向けられていた。ゴールに繋がるプレーを常に心掛けていることが伝わってくる姿は頼もしいものだ。
同じサイドでコンビを組む形になった加藤聖も積極的な仕掛けで内側に意識を向けてプレーしアピール合戦となったが、互いに相手のチャレンジ時にも適切なポジションに走ることを怠ることはなかった。もちろん、守備が疎かになることもなかった。ポジションは異なる選手同士だが、良い競争が繰り広げられている光景は見ていて気持ちが良かった。