■佐藤はこれからもレベルアップするだろう
明治大学体育会サッカー部の部員ブログに『目に見えるものはもちろんのこと、私は「素直さ」というのも立派な武器だと考える』としつつ『「素直」ではなく「いいなり」になってはいけない』とも記す佐藤は、自らを客観視して目に見える武器を大いに育てることができる選手だ。大学でそうしてきたように、この代表活動の中で自分を客観的に捉え、更にレベルアップしていくだろう。
これまでとは違う舞台で得られるものは多いが、それを自分に落とし込む作業は簡単ではない。しかし彼は大学サッカー部の活動でその作業を繰り返すことで、とうとうこの日、日本代表のユニフォームを身に纏った。
初の国際試合を経験した20歳はただでさえ伸び代たっぷりだが、その伸び代の上限を自ら長くすることができる人は決して多くない。それができる佐藤の未来は、無限大の可能性で溢れている。
■試合結果
U-22日本 4-0 カンボジア
■得点
10分 松木玖生(日本)
45分 甲田英將(日本)
52分 細谷真大(日本)
73分 中村仁郎(日本)