■後任探しは困難を極めるだろう

 さらに、今シーズンのバルセロナのサラリーキャップ限度額は9794万ユーロ(約130億円)となっているため、クーマン監督を解任して後任を招聘する場合、そこにかけられる金額は400万ユーロ(約5億3000万円)以下に制限されてしまうのだ。

 後任候補としては、クラブのレジェンドであるシャビ・エルナンデス監督(アル・サッド)をはじめ、アンドレア・ピルロ氏(元ユベントス監督)、ロベルト・マルティネス監督(ベルギー代表)、エリック・テン・ハーグ監督(アヤックス)などの名前が挙がっているものの、金銭面の問題がある限りは、クーマン監督の解任とそれに伴う後任探しは困難を極める。

 八方ふさがりにも思えるバルセロナは、窮地を脱することができるのだろうか……。

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