■浦和のリベンジに期待

 アウェイゴールを奪われた1-1の状態で迎える2ndレグでは、必ず1点を奪わなければならない。

「セレッソも神戸も、相手の方が回復が1日遅い日程でした。相手よりも疲れていない状況で何ができるのか、次に向けて考えていきたい」と語った指揮官だが、体力に分があるならばなおさら積極性は大きな武器になるだろう。

 2試合連続で同じようにやられ、弱点が露呈してしまった形の浦和は、そのことで積極さも鳴りを潜めてしまった。

後半、果敢な攻め上がりを見せたアレクサンダー・ショルツ 浦和レッズVSセレッソ大阪(20211006)撮影/原壮史

 同監督は就任会見で、戦術の落とし込みだけでなく「走る、戦うというところがまずなければ、良いチームにはなりません」と語り「相手がいるスポーツなので、もちろん相手が上回ることもあります。ただ、途中で諦めたり、流れの中で上手くいかずに投げ出したりして負けることがあれば、それは本当に許せません」とチームに求める姿勢を明確にしていた。

 全員が積極的に戦う姿勢を見せなければ突破することが不可能な2ndレグ、という状況は、その部分を一気に取り戻すチャンスでもある。大阪での熱戦に期待したい。

 

■試合結果

浦和レッズ 1-1 セレッソ大阪

■得点

12分 キャスパー・ユンカー(浦和)

66分 山田寛人(セレッソ)

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