モハメド・サラー「50年語り継がれる」密集からのドリブルから「意外すぎるフィニッシュ」とケビン・デブライネの「完璧」同点弾【リバプール対マンチェスター・シティ「満員のアンフィールド」世界最高峰の一戦】(2)の画像
リバプールのモハメド・サラー写真:AFP/アフロ

イングリッシュ・プレミアリーグ リバプールvsマンチェスター・シティ 2021年10月3日(日本時間24:30キックオフ)

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 そして、そんな試合で最も輝いたのがモハメド・サラーだ。

 58分、ビルドアップしようとするリバプールはシティの守備の前になかなかボールを進めることができず、最終ラインで様子をうかがっている間に寄せられてしまう。とうとうマティプが苦しい体勢から中途半端に前に蹴った形になったが、そこに前線から戻って対応したのがサラーだ。

 シティに先んじてそのボールを収めると、チームが落ち着くためのパス交換から再びボールは自陣右サイドのエジプト人フォワードへ。ドリブルを開始したサラーはボールを浮かせて1人かわすと同時にトップスピードに乗り一気にバイタルエリアへ。既に最終ラインのみとなっているシティに対し、ややスピードを落としてタイミングをうかがうと、スペースに飛び出したサディオ・マネへのスルーパスで勝負あり。先制に成功した。

 その後シティが同点に追いたが、76分、再びサラーがその凄さを見せた。

 カーティス・ジョーンズからのパスをゴールの方向に背を向けて受けたサラーは、ゴールから遠い方へトラップすることで後方からぶつかってくる敵の力を逃がすと、方向を変えて3人に囲まれた状態からドリブルを開始。

 隙間を突いて抜け出しペナルティエリアの角から侵入すると、左足を警戒して中央へのコースを2人で塞いだシティに対し、フェイントを挟んで縦へ進み、まさかの右足のシュートで勝ち越しゴールを奪ってみせた。

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