■両者が一色即発の空気でパトカーが出動!
その状況でドロンパが助けを求めたのがふろん太だ。ドロンパはふろん太に状況を身振り手振りで説明。するとふろん太は、ドロンパとともにワルン太と向き合う。ワルン太も一歩も引かない。サポーターが見守る中で、一色即発の空気となった。
先述したパトカーが出動したのは、この瞬間だった。そのため、両者の対立を見たサポーターが警察を呼んだのかと思われた。が、パトカーはそのまま素通りしてしまった。次の瞬間、場内アナウンスが流れた。それは、近隣の中原警察署が訪れたというもの。ワルン太は、顔を背けた。
結果から言えば、警察官の来場目的はこの騒動を鎮静化させるためのものではなかった。自転車ルールを守るための呼びかけで、「安全運転をしましょう」という横断幕をサポーターに掲げて、交通安全の啓もうを図ったのだ。
安心したのかワルン太はその後はカブレラにイタズラを実行。が、カブレラはすでにプロポーズに成功しており、そんなイタズラには一切お構いなし。イタズラのやりがいがないと思ったのか、ワルン太は一人で引き上げていったのだった。