■10月2日/J1第31節 川崎フロンターレ 1-0 FC東京(等々力競技場)
前半アディショナルタイムに奪ったFWレアンドロ・ダミアンのゴールを守り切って勝利を手にした川崎フロンターレ。38回目の多摩川クラシコには9700人超えのサポーターが駆けつけ、熱い応援を送ったことで掴んだ白星だ。
「苦しい中でサポーターの方々の後押しをいただいて、選手、サポーターみんなで勝ち取った勝利」
と言い切るほど、等々力競技場は熱い空気に包まれた。この試合ではアウェイチームのサポーターも入場が可能となり、FC東京の青赤に染められた観客席もできるなど、ダービーマッチにふさわしい空気だった。
前半アディショナルタイムにダミアンのヘディング弾で先制した直後のハーフタイムには、ピッチレベルにパトカーが出動する事態も起きた。
警察車両が競技場に現れたのは、マスコットが勢ぞろいした状況だった。ダービーマッチということで、FC東京の東京ドロンパも来場。ふろん太、ワルン太、カブレラなどとともにスタジアムを一周したのだが、その際、ワルン太が東京ドロンパのシッポを引っ張るなど、“意地悪”を行った。ドロンパは嫌がる素振りを見せるも、ワルン太はやめない。白熱したダービーマッチの横で、両チームのキャラクター同士も対立構造が深まっていった。