■ソン・フンミンを完璧に封じる

 この日も4バックの右でプレーした冨安は、左ウィングでスタメン入りした韓国代表FWソン・フンミンとマッチアップ。まさに「日韓対決」が世界最高峰の舞台で実現したことになる。

 冨安がボールを保持すれば、ソンがプレスをかける。ソンが左サイドでボールを持つと、冨安が対応する。この二人の日韓対決は見応えがあった。

 冨安は前半からソンに仕事をさせなかった。ドリブル突破を防ぎ、攻撃を遅らせソンをスピードに乗せず。前半から完璧なソン封じの仕事をしてのけたと言えるだろう。トッテナムは冨安のサイドからの展開ができず、後半は選手交代でフォーメーションを変えるが、アーセナルDFを崩すことができない。

 途中ブライアン・ヒルが投入されると、トッテナムのヌーノ・エスピーリト・サント監督は左サイドハーフにヒル、2トップにソンとハリー・ケインを配置した。ソン対冨安では難しいと考えたのだろう。ソンを中央で勝負させた。それが功を奏し、トッテナムが1点を返す。

 79分、左サイドを抜け出したセルヒオ・レギロンが中央にグラウンダーのクロス。中央に入ってきたソンがダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。

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