■ロドリゲス監督はメンバーをいじり過ぎ?

 最終的に左サイドバックで固定されることになった(?)明本もそうだが、ロドリゲス監督は今のメンバー構成にたどり着くまでに、実に多くのプレーヤーを試し、また1人の選手も複数のポジションでテストしてきた。小泉もトップもしくはトップ下が多いが、時にはセントラルMFで起用されたこともあった。

 この間、メンバーが固定されなかったことはチームの安定感を損なった。

 試合によって周囲でプレーする選手の顔ぶれがころころと変化するのでは、当然選手たちはやりにくさを感じてしまうだろう。しかも、そこにユンカーという強力なストライカーやショルツという屈強かつ柔軟なストッパーが加わり、江坂や酒井も加入したのだ。

 今シーズンの浦和を見ていて、僕は「ロドリゲス監督はメンバーをいじり過ぎなのではないか」という気がしていた。

 頻繁にメンバーをいじったのが最善の組み合わせをつくるための実験(フィリップ・トルシエは「ラボラトリー(実験室)」という言葉を使った)という意味なのであれば、それはそれでいいのだが、もし、ロドリゲスという監督が生来の気質としてメンバーをいじることを好むのであれば、チームとしての安定感はこれからも高まらないかもしれない。

 果たして、ロドリゲス監督はどこかの時点でメンバーを固定して現在のメンバー構成が今後のベースになっていくのか。それともこれかも変化が続くのか……。それも、これからの注目点の一つとなっていくだろう。

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