【チャンピオンズリーグ分析】機能しなかった「新しい希望」ペドリとデ・ヨングは「単なる労働者」に【バルセロナ対バイエルン】バルサの「とてつもない喪失感」(2)の画像
ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるバイエルンがバルセロナを粉砕 写真:ロイター/アフロ
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UEFAチャンピオンズリーグ グループE第1節 バルセロナvsバイエルン・ミュンヘン 2021年9月14日(日本時間28:00キックオフ)】

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 2021/22UEFAチャンピオンズリーグ(CL)が開幕。いきなり、バルセロナとバイエルンが激突することになった。

 サイドが機能しなければ中央を使ってボールを動かしたいところだが、バルセロナらしさを引き継ぎ、新しい時代の象徴になる選手としてクレが大きな期待を寄せているフレンキー・デ・ヨングとペドリは、単なる労働者として両翼と前線のサポートをさせられていた。

 サポートといっても、三角形を作ってボールを動かすためのものではない。どうやら彼らには、ボールホルダーを追い越す、という役割が与えられているようだったが、追い越したところでそこから効果的な攻撃にはならなかった。

 トップレベルのチームらしい戦術とも、クラブの哲学とも程遠いブラウグラナのあまりにショッキングな姿は、0-3という結果以上にファンの心を引き裂いた。

 ティキ・タカではなくカウンターサッカーをすることや、4-3-3ではなく3バックで戦うことは昨シーズンまでもたくさんあったことだ。しかし、どんな戦い方をしようとも、メッシが出場していなくても、場面ごとでバルセロナらしい動きというのがあった。

 そこが失われたことは、背番号10がパリへ旅立った以上の衝撃となって襲ってきた。

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