■スーパーなブルーノ・フェルナンデスのゴールを生んだロナウド

 80分、ペナルティエリア手前でフェルナンデスがボールを持った時、ロナウドはエリア内でディフェンダーから離れて左に寄っていた。代わりに中央にはリンガードが入ってきており、ニューカッスル守備陣はマークの受け渡しの確認を優先することになった。そのため、前に出てフェルナンデスに寄せることができなくなってしまった。

 ワントップとして味方のためのスペースを生むことと同じだ。相手守備陣からすれば、ボールを持っていなくてもロナウドが動けばそこが気になる。それを利用する。

 シンプルでありながら相手にとって厄介極まりない戦い方だが、そのやり方が可能なのは、2ゴールが証明しているように、ファンだけでなくディフェンダーにとっても、彼が一瞬たりとも目を離してはいけないスーパースターだからだ。


■試合結果

マンチェスター・ユナイテッド 4―1 ニューカッスル

■得点

45+1分 クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)
56分 ハビエル・マンキージョ(ニューカッスル)
62分 クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)
80分 ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)
90+1分 ジェシー・リンガード(マンチェスター・ユナイテッド)
 

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