【J1分析】浦和の大卒ルーキー・大久保智明プロ初ゴールの衝撃【浦和は「完璧なチーム」になったのか】(1)の画像
浦和の大卒ルーキー・大久保智明がプロ初ゴール 撮影/中地拓也

■9月11日/J1第28節 横浜FC浦和レッズ(ニッパツ)

 11日に行われたJ1第28節では、横浜FCと浦和レッズが対戦し、アウェーの浦和が2ゴールを挙げて、2-0で完封勝利を飾った。浦和はこれでリーグ戦4試合連続でクリーンシート。勝ち点を48に伸ばし、暫定順位は6位ながら、勝ち点50で3位につける鳥栖とはその差はわずか2と、来季のACL出場圏獲得に向けて大きな白星を挙げた。

 浦和は先日行われたカップ戦の川崎戦と同様、ストライカーの選手を配置しない形で、4-2-3-1のフォーメーションで臨んだ。ワントップの位置に入ったのはFW江坂任、トップ下はFW小泉佳穂が務めた。試合は序盤から浦和が主導権を握り、前半34分には、小泉のクロスにMF汰木康也がヘディングで合わせて先制する。

 後半44分には、相手のセットプレーからピンチを迎えるが、ここを守り切ると、浦和が一気にカウンターを仕掛ける。途中出場のMF大久保智明がドリブルで素早く持ち上がると、同じく途中出場のFWキャスパー・ユンカーに預け、ユンカーがシュートを狙うが、ここは相手GKのセーブに阻まれる。しかし、こぼれたところを再び大久保が拾い、無人のゴールに冷静に突き刺した。大卒ルーキーの大久保にとっては、これがプロ初ゴールとなった。試合はこのまま終了し、浦和が2-0で完勝した。

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