■またも「勝ち点1差」に
今季中の復帰が絶望的である畠中のことを思い、實藤は「皆で支え合って、優勝しないといけない」と語った。その言葉の意味を、人一倍かみ締めたことだろう。
広島との今季初戦では、2度2点差とされながら、3-3で引き分けた。今回も先制を許したが、「リベンジ」達成に成功した。
横浜FMは、さらに追いつき、追い越していかなければならない。今週末に試合がなかった首位の川崎フロンターレに、暫定ながらまたも勝ち点1差ににじり寄ったのだ。
一時は無理かと思われた逆転優勝がちらつく。この勝負に、勝ち点を分け合うような痛み分けは存在しない。チーム全体で勝ち切るか、涙をのむか、しかないのだ。