J1リーグ第28節 サンフレッチェ広島―横浜F・マリノス
9月11日(土)|19:00 エディオンスタジアム広島
横浜F・マリノスは、日産スタジアムでの今季初戦を思い出すべきかもしれない。
リーグ開幕戦を川崎フロンターレのホームで落とした後の第2節、横浜FMはサンフレッチェ広島を迎え撃った。ニッパツ三ツ沢球技場でのルヴァンカップを挟み、今季初めての日産スタジアムでのゲームだった。27分までに2ゴールを奪われ、1点返したものの、前半のうちに再びリードを広げられた。だが、後半に2点を奪って勝ち点1を手にした。底力を証明するとともに、勝ち切れない悔しさも味わった。
横浜FMは今、再び猛追している。追っているのは首位川崎フロンターレだ。シーズン序盤から大きくリードを許しながら、ついに勝ち点1差に詰め寄った。だが、前節の黒星で再び4ポイント差が開いた。
広島との第2節のような展開だ。今回は逆転できない悔しさを味わうわけにはいかない。そのためには、今節も勝ち切る必要がある。
ただし、広島は難敵だ。昨年の対戦では1勝1敗。前節もヴィッセル神戸を相手に1-1で引き分けている。
横浜FMに優勝を狙うにふさわしい力が備わっているか。久々の黒星を喫した直後だからこそ、真価が問われる一戦だ。
■サンフレッチェ広島
10位 勝ち点36 8勝12分7敗 31得点27失点 得失点差4
【出場停止】ハイネル
【直近5試合結果】
L△1-1 神戸(H)
L○4-1 大分(H)
L●0-1 浦和(A)
L△1-1 川崎(H)
L△1-1 福岡(A)
【通算対戦成績】
H 34試合・13勝 5分16敗
A 38試合・ 9勝 5分24敗
計 72試合・22勝10分40敗
【直近対戦成績】
2021年 5月 5日 ル杯第5節 △1-1(H)
2021年 3月27日 ル杯第2節 ●0-5(A)
2021年 3月 7日 J1第 2節 △3-3(A)
2020年10月28日 J1第32戦 ○3-1(H)
2020年 8月23日 J1第12節 ●1-3(A)
【今節のみどころ】
前節は苦しい戦いだった。守備陣に負傷者が相次ぎ、東俊希を3バックに組み入れざるを得ないほどだった。だが、そうした状況であるだけに、勝ち点1をつかんだ手応えは大きいはずだ。
今節も、楽な戦いではない。首位の川崎フロンターレを抜き、リーグ最多得点を誇る横浜FMとの一戦だ。だからこそ、結果を得ることができれば自信はさらに増す。
まずは守備が肝要になることは間違いない。横浜FMとは今季すでに3度対戦し、2分1敗。耐える力があることは証明している。あとは、そこにもう少しの上乗せをするだけだ。