3日、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が定例会見を行い、5日に行われるJリーグカップ準々決勝の第2戦、川崎戦に向けて展望と意気込みを語った。
1日に行われた準々決勝の第1戦では、川崎を相手に善戦したものの、PKで追いつかれ、1-1の引き分けに終わった。
第1戦では、4-2-3-1のフォーメーションで臨んだ浦和だったが、この日はストライカーを配置せずに臨み、江坂任がワントップを務め、トップ下に小泉佳穂が入った。リーグ戦で圧倒的な強さを誇る川崎を相手に、前半からボールを支配し、何度も決定機を作った。
リカルド監督は、定例会見で「試合前から、川崎フロンターレに対してはボールをキープすることが大事だと言っていた。川崎はボールを持たせると非常に奪いにくいチームなので、自分たちがボールをキープして、さらにそこからの展開というところで、江坂が貢献してくれた。川崎に対しては10人が走ってプレスをかけないとダメージを与えられてしまうという試合だった。コンビネーションも出ていたし、ポゼッションも少し改善した。江坂は得点力もあり、プレスの能力もあって、コンビネーションもできる。非常にいいプレーをしてくれた」と、第1戦での江坂のプレーについて言及した。
試合は浦和が前半に関根貴大のゴールで先制するも、後半にPKを与えてしまい、逃げ切ることができなかった。それでもリカルド監督は、「(第1戦で)残念なのはPKを与えてしまったところと、チャンスで江坂がゴールを取れなかったところ。ですが、非常に良いゲームだったし、今シーズンの中でもベストパフォーマンスの一つに入ると思う。J1リーグで首位のチームに対して、90分間、対等に戦うことができた」と、川崎戦のパフォーマンスを評価した。