【J1分析】すでに大黒柱の風格「宏樹を見よう!」の声!酒井宏樹が目指す「コミュニケーション」【湘南ベルマーレ対浦和レッズ】(2)の画像
すでにチームメイトからの信頼が寄せられる浦和の酒井宏樹 撮影/渡辺浩樹

■8月29日/J1第27節 湘南ベルマーレ浦和レッズ (レモンガス)

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 29日にJ1第27節が行われ、湘南ベルマーレと浦和レッズの試合は、0-0のスコアレスドローに終わった。浦和の連勝は3で止まったが、リーグ戦では4試合負けなしとなっている。

 湘南戦に右SBで先発したDF酒井宏樹は、今夏に浦和に移籍してきたばかりだが、第24節の鳥栖戦で移籍後初スタメンを飾ると、今節までに4試合連続スタメンでフル出場となった。浦和でのデビュー戦となった鳥栖戦は、OA枠として出場した東京オリンピックからおよそ2週間ほどの短期間でチームに合流したが、日本代表らしいプレーで浦和のサポーターを一気に魅了した。

 その鳥栖戦の試合後には、「自分のパフォーマンスも、(チームの)連携面もまだまだ。10のうちの1か2くらいで、今日のパフォーマンスは“はじめの一歩”という程度。ずっと90分間、考えながらプレーしていたので、それを考えずにオートマチックにできるようになれば疲れないと思う」と、連携面での課題を振り返った酒井だが、9年ぶりとなるJリーグも4試合目ということで、今節は手応えを口にしていた。

 「個々の連携は向上してきたと思いますし、僕のプレースタイルも把握してもらっているし、他の選手のプレースタイルも把握することができてきている」と、酒井は鳥栖戦に比べて自信にあふれたような表情を見せた。鳥栖戦からはおよそ2週間というところだが、早くもチームメイトと戦術的なコミュニケーションが充実して取れているのは、やはり日本を代表する選手たる所以か。

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