■高温多湿な日本の夏は難敵
酒井のように欧州チームでのプレー経験があり、日本代表の常連となるようなベテラン選手と言えども、日本の夏特有の高温多湿の気候というのは、やはり厄介な難敵であるようだ。
「9年間、この気候を味わっていませんでしたし、この場で戦うということはしっかりリスペクトしなければならないと思います。自分の体をこの暑さに対応させていかなければならないし、みんなが同じ条件なので言い訳にはできない。しっかりと適応して、良いプレーをしていきたい」と話した。実際、湘南戦では後半から雨が振り出し、湿度も83%と、選手たちの体力を奪う厳しい環境だった。
今夏には、酒井を筆頭に、大迫勇也や武藤嘉紀、乾貴士など、長らく海外でプレーした日本を代表する選手たちがJリーグに戻ってきた、しかし、酒井の言葉どおり、チームに馴染むことはもちろん、こうした環境への対応においても、それなりの時間を要するのかもしれない。そうなると、ヨーロッパから移籍してきた選手たちがいかに早く環境に慣れるかによって、まだ蒸し暑さが続く初秋の試合において、チームの戦績に影響を与えることも予想される。
それでも、酒井はチームメイトとの連携については手応えを話していた。
■試合結果
湘南ベルマーレ 0―0 浦和レッズ