21/22シーズンのプレミアリーグが8月14日に開幕した。移籍市場はまだ閉じていないが、ここまで補強に成功したチーム、またはそうでないチームもいる。また、大型補強に成功したチーム、これから大型補強が実現するチームもいるだろう。今回は、ここまでプレミアリーグのチームが獲得した注目の新戦力をサッカー批評編集部が選出。その特徴を分析する。
■アーセナル期待のベルギー代表の逸材
まずはアーセナルがベルギーのアンデルレヒトから獲得したMFアルベール・サンビ・ロコンガだ。コンゴ民主共和国にもルーツを持つ同選手は、年代別のベルギー代表にも選出されている。このベルギー代表の21歳の逸材は今年3月にA代表初選出。同年5月にはユーロ(欧州選手権)2020に臨むベルギー代表予備登録メンバーに選出された。まだ、A代表でのプレーはないが、これからの活躍が期待される選手だ。
ロコンガは昨季、アンデルレヒトで公式戦37試合に出場3得点3アシストを記録した。そして、アーセナルに加入した同選手は、今季の開幕戦にボランチとしてスタメンに名を連ねフル出場を果たした。そんなロコンガの特徴はドリブルだ。ボランチやセントラルミッドフィルダーで主にプレーする同選手は、独特のリズムで狭いスペースでも打開できる。さらに抜群のスピードで相手を抜き去ることもできるのが特徴だ。