東京五輪2020男子サッカー競技3位決定戦、Uー24日本代表対U−24メキシコ代表が8月6日に行われた。日本は1−3で敗戦し、53年ぶりのメダル獲得を逃した。試合終了後、これまで五輪代表を引っ張ってきた久保建英は人目をはばからずに号泣。その重圧を強く感じさせたが、地上波放送と並行していた「NHKのLIVE配信」では、ふだんの放送では決して耳にすることのない単語が聞こえてきた。
■メキシコのセットプレーから失点
日本代表は前半12分、セバスティアン・コルドバのPKで先制を許す。続く22分、FKからホアン・バスケスがヘディングでゴールネットを揺らし、メキシコが2点リード。その後もゴールを奪えない日本は、後半、さらに追加点を許す。78分に三笘薫が1点を返したものの、結局1−3の敗戦を喫した。
試合終了直後、今大会全試合に先発し、3ゴールを記録した久保建英は号泣。泣き崩れ、その場から動くことができなかった。泣き崩れる日本の至宝を橋岡大樹と中山雄太が慰める。そしてメキシコの選手たちも、久保の周りに集まる。カメラはその姿を捉えていたが、その瞬間、ユニフォーム姿ではない黒い服を着たスタッフらしき人物が、カメラに向かって強めの口調で言葉を発した。