■頼れるメキシコの守護神

ギジェルモ・オチョア

ポジション:GK

生年月日:1985年7月13日(36歳)

所属クラブ:クラブ・アメリカ

東京五輪成績:5試合6失点

 今大会全試合にフル出場しているのが36歳の守護神ギジェルモ・オチョアだ。キャプテンマークを巻き、精神的支柱としてもチームを支えている。ここまで5試合に出場し失点は6。準々決勝の韓国戦は3失点を喫したが、準決勝のブラジル戦は無失点。ブラジル戦のPK戦では1本も止めることができなかったが、メキシコの準決勝進出に貢献したことは間違いない。

 ワールドカップには4度選出され、出場したのは2014年のブラジル大会と2018年のロシア大会。特にブラジル大会のグループリーグ第2節でホスト国のブラジルと対戦し、ネイマールなどを擁する超強力攻撃陣を0に抑えた。

 オチョアの特徴はシュートへの反応スピード。抜群の瞬発力で鋭いボールにも反応でき、至近距離からのシュートも止めることができる。大舞台の経験も十分で、大事な一戦でも自身の能力をしっかりと発揮できる。若い選手の多いチームにこういう頼れる選手がいるのは大きいだろう。メキシコ代表の守護神が53年ぶりのメダルを狙う日本代表に立ちはだかる。

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