Jリーグはシーズン後半戦に突入した。頂点を、あるいは残留など、それぞれの目標を目指して各クラブが熱い戦いを繰り広げている。
ピッチ外でも懸命の努力は続く。より高みを目指すための補強によるチーム強化である。
清水エスパルスの金子翔太は、ジュビロ磐田への期限付き移籍を決めた。
JFAアカデミー福島で育った金子は、2011年の東日本大震災発生に伴い活動の本拠地となった静岡で、プロ生活をスタートさせた。そして今回、またも静岡のクラブで、新たなスタートを切ることを決断した。
現在はJ2であるとはいえ、磐田が清水の最大のライバルクラブであることは間違いない。清水から発表された際にも、清水はファン・サポーターへの感謝を述べて、苦悩があったことをうかがわせている。それだけに、今回の挑戦に金子は一層の覚悟を持って臨むことだろう。
ヴィッセル神戸からも、強い決意で飛び出した選手がいる。日本代表FW古橋亨梧だ。
大学卒業後にJ2でプロとして歩み始めると、1年半でJ1へとステップアップ。神戸への移籍翌年には日本代表にも選出され、ついに念願のヨーロッパへと挑戦する。スコットランドの名門、セルティックから招かれたのだ。
移籍壮行式では、サポーターの前で涙を流した。不退転の決意で、海を渡る。
ここでは育成型期限付き移籍も含め、今年5月以降、7月19日までに正式発表されたJ1クラブの動向を画像でまとめた。
(画像でポジションと名前の間にある「完」は完全移籍、「期」は期限付き移籍、「復」は期限付き移籍からの復帰を表す。ポジション名の背景がピンクの選手は、今回新たに情報を更新した選手)