Jリーグはシーズン後半戦に突入した。頂点を、あるいは残留など、それぞれの目標を目指して各クラブが熱い戦いを繰り広げている。
ピッチ外でも懸命の努力は続く。より高みを目指すための補強によるチーム強化である。
シーズン前も適切な補強をした鹿島アントラーズが、この夏も着実に強化を進める。2019年にポルティモネンセ(ポルトガル)に移籍した安西幸輝の復帰が決定したのだ。
完全移籍で、背番号は「2」となることがクラブから発表された。
ブラジル代表だったジョルジーニョ、日本代表としてワールドカップに出場した奈良橋晃らがつけた番号だ。直近で背負ったのは、昨年夏に引退した内田篤人。昨年も日本代表としてプレーしたサイドバックが、偉大な先輩たちの思いとともに背番号を引き継ぐこととなった。
他の日本代表でプレーした選手たちにも動きがあった。
浦和レッズは酒井宏樹、江坂任を補強する一方、選手を手放してもいる。武藤雄樹が、柏レイソルへと完全移籍したのだ。
4シーズンを過ごしたベガルタ仙台から2011年に浦和へ移籍した武藤は、加入2年目に背番号9を託された。2015年には日本代表に選出され、デビュー戦でゴールも決めた。
湘南ベルマーレからも、元日本代表MF梅崎司が移籍した。U-18で育てられ、プロデビューを飾った大分トリニータへの帰還を決断したのだ。
U-19から年代別日本代表に名を連ね、2006年には日本代表で最初にして最後のキャップを獲得している。
負傷もあり昨季から出番を減らしていたが、心機一転、残留争いを繰り広げる古巣のために力を尽くすことを決めた。
ここでは育成型期限付き移籍も含め、今年5月以降、7月19日までに正式発表されたJ1クラブの動向を画像でまとめた。
(画像でポジションと名前の間にある「完」は完全移籍、「期」は期限付き移籍、「復」は期限付き移籍からの復帰を表す。ポジション名の背景がピンクの選手は、今回新たに情報を更新した選手)