■寮の部屋には一組の布団が置いてあるだけ


 三幸は、翌年は相模原(当時J3)でプレーし、2016年から4シーズンをJ2山口で過ごしている。インタビュー後編では、山口で出会った霜田正浩監督の指導について触れられている。

 山口の環境は「満足のいく報酬は貰えず、移動のための車もない。寮の部屋には一組の布団が置いてある」(Jリーグ公式サイトから引用)というものだったが、この指揮官との出会いが、三幸のサッカー人生を変えた。

 2020年シーズンから、J1に舞台を移した三幸の昨季のリーグ戦出場は4試合のみ。今季はここまで6試合290分と、まだその力を出し切れているとは言い難い。

 契約満了や監督とのやり取りを詳細に記したJリーグの三幸のインタビューは、ピッチ上だけでなく、どのようなことを思って選手がプレーしているかが赤裸々につづられ、多くの選手たちにとっては非常に参考になるだろう。

 7月7日の天皇杯・八戸戦では先発出場を果たしたが、後半戦は出場機会を増やせるか。勝負の後半戦となる。ぜひ、インタビューを読んで、その姿を追ってほしい。

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