【UEFA EURO2020 準々決勝 ウクライナvsイングランド 2021年7月3日(日本時間28:00キックオフ)】
トーナメントの途中で決勝戦のような試合を制したチームが、勢いに乗って優勝まで突き進むかと思いきや次戦であっけなく敗れる。
某バスケットボール漫画で有名なこの現象は、現実のスポーツでも見られる。実はその試合がそのチームのハイライトだった、というパターンだ。
因縁のドイツを相手に守備的な戦術を採用し、70分も睨み合いを続けてから最後に勝利を手にしたイングランドにはそういう懸念もあった。
監督は自身のリベンジを達成し、代表キャップ数が出場国で3番目に少ない選手たちは未知のステージへの切符を掴んだ。サポーターが歌うスリー・ライオンズに包まれるホーム、ウェンブリースタジアムは、その時こそがハッピーエンドであるかのようだった。
さらに、今回の相手はこの大会で強豪国という扱いをされない伏兵ウクライナ。しかも場所はローマだ。