■三笘薫のユニフォームを着用して優勝を喜ぶ
そんな旗手を、優しく抱きしめた選手がいる。それも一人ではない。脇坂泰斗、レアンドロ・ダミアン、丹野研太、山村和也、小塚和季らだ。涙が止まらない４７番を、チームメイトは優しく抱きしめた。それも一瞬ではなく、時間をかけて旗手をいたわった。その光景は、感動的ですらあった。
旗手は試合後に、大学時代からチームメイトだった三笘薫のユニフォームを着て、等々力競技場を一周した。三笘は今夏、海外に移籍したが、それまでずっと一緒に戦った仲間だ。その三笘とともにブルーのユニフォームに袖を通すことになる。
今回の代表メンバーには、谷口彰悟、山根視来ら川崎の所属経験者が８人もいる。日本代表の「青」を、川崎の「ブルー」に変えて、日の丸をカタールに導いてくれるはずだ。
