■しっかりと爪痕を残すのに成功した

 U-18に所属するフォワードの二田は5日前に2種登録されたばかり。この交代でデビューを果たすことになったが、その交代相手は林大地だった。1点を追いかける状況で、チームの中で最も得点の匂いが漂いU-24日本代表のサポートメンバーにも選出されたビーストとの交代は、かけられている期待の大きさだけでなく、金明輝監督の元U-15・U-18監督というモチベータ―の部分と、決して豊富なわけではない戦力を最大限に活かすというリアリストの部分の両方が良く表れていた。

 選んでもらった、という形になった二田は「リードされている状況で自分を出してくださって、絶対に点を取ってやろう、という気持ちしかありませんでした」と語っており、それはプレーにもすぐ表れた。投入されるとすぐにライン裏に抜け出し、躊躇なく豪快なシュートを放った。高丘陽平の好セーブに阻まれたものの、また活きのいい選手が出てきたぞ、ということを知らしめるだけでなく、わざわざ自分を使う価値のある選手だということを示すのに十分なプレーだった。

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PHOTO GALLERY 横浜FM対鳥栖戦の写真 20210624
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