2020-21シーズンが終了したが、フットボールの世界で休む暇は与えられない。夏の移籍市場が、すぐそこに迫っている。
今夏、補強を必要としているクラブのひとつが、バルセロナだろう。20-21シーズン、リーガ・エスパニョーラのタイトルをアトレティコ・マドリードに譲り渡した。コパ・デル・レイを制したものの、チャンピオンズリーグではパリ・サンジェルマンに敗れてベスト16で消えた。
昨夏、バルセロナは混沌の中にあった。
キケ・セティエンからロナルド・クーマンへの監督交代、複数の主力選手に対する戦力外通告、リオネル・メッシの退団騒動...。その余波は大きく、最終的には昨年10月にジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が辞任に追い込まれた。数カ月間の空白期間と会長選を経て、ジョアン・ラポルタ会長の就任が決定した。